「忙しいのに、何も変わっていない」という感覚の正体

 


こんにちは。「見えない羅針盤」の高橋です。
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【今週のコラム】

《忙しいのに、何も変わっていない──という感覚の正体》

【こんな方に】

・忙しいが、よくしようと思ってもどうしていいか、わからない方に。

📖 読了時間:約3分



会議が終わるたびに、「次回また確認しましょう」と言っている。

それが半年続いている、という会社が、思った以上に多い。

社長も、部課長も、悪意はない。

むしろ全員が誠実に動いている。

それでも、何かが前に進まない。この感覚には、名前がある。

「忙しさ」と「前進」が、切り離されてしまっている状態だ。


原因を「人の問題」にすると、解決策は採用か、教育か、評価制度になる。しかしそのどれを試しても、なぜかまた同じ場所に戻ってくる。

それはおそらく、問題が「人」ではなく「構造」にあるからだ。

たとえば、売上の数字を確認するのに、誰かに聞かなければわからない。

たとえば、あの課長がいないと、あの案件の経緯が誰にもわからない。

たとえば、「前回どうやったっけ」という質問が、毎回誰かの記憶に頼っている。

これは、能力の問題ではない。仕組みが、人の頭の中にしか存在していないという、構造の問題だ。

そして厄介なのは、この構造が「うまく回っているとき」には見えないことだ。

(もう、そんな状態が3年は続いてませんか)

熟練した担当者がいる間は、何の問題も起きない。

だから手を入れるタイミングを逸する。気づいたときには、その人が異動していたり、退職の話が出ていたりする。


ここ数年で、この問題に対してAIを活用する中小企業が少しずつ増えてきた。

といっても、大掛かりなシステム導入の話ではない。「あの課長の頭の中にあるノウハウ」を、対話形式でAIに整理させる。

「毎月手で集めていたデータ」を、自動で集計できる形に変える。そういった、小さな一手だ。

導入した企業が口をそろえて言うのは、「AIが便利だった」ではなく、「ようやく経営の話ができるようになった」という感想だ。

現場の作業から頭が上がらない状態が、少し解消される。それだけで、判断の質が変わる。


今日はここまででいい。

「うちの会社、どこに詰まっているんだろう」と、少しだけ考えてみてほしい。それだけで十分だ。


最後に

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