「あのメガバンクですら…」支店の風景激変に見た、コスト構造改革の“現在地”とAIとデジタルの今後

 こんにちは、Vision-AIです。

期末の数字、来期の予算策定、そして組織改編の検討…。 現場の指揮官である皆様におかれましては、短期的な成果と中長期的な構造改革の狭間で、頭を悩ませる日々かと存じます。

実は昨日、うっかりミスってロックされたキャッシュカード暗証のロック解除で、銀行の支店(三井住友銀行)に出向いたのですが、そこで目撃したのは、単なる「手続きの風景」ではなく、**「ビジネスモデルの強制的な作り変え」**そのものでした。

今日は、私が銀行のロビーで見た「3つのシーン」を共有させてください。 これらは、我々があらゆる事業で直面している「コストとデジタルの命題」を、あまりにも残酷で鮮明に映し出していました。




銀行のロビーで起きていた「3つの選別」

皆様もご存知の通り、銀行業界では支店の統廃合や窓口業務の縮小が進んでいます。 私が待ち時間に目の当たりにしたのは、その裏にある**「徹底的なコスト削減」「利益構造の転換」**のリアルでした。

※まず、予約不要だったので行きましたが都合1時間かかってます。

選別シーン1:アナログ対応という「高コスト」の限界

窓口で、ご高齢のお客様が声を荒げていました。「私は客だぞ、なんで本人じゃないとダメなんだ!」と。 ATM操作が難しく、ご家族による代理手続きを希望されたようですが、銀行側は厳格な本人確認ルールを崩しません。 

これは単なるトラブルではありません。「人手をかけたアナログ対応」が、もはや維持不可能なほどの高コスト要因になっていることの証左です。銀行は、このコストを切り離しにかかっています。

※皆さんもご存知の通り、窓口の数そのものも激減してますね。

選別シーン2:デジタル完結が生む「コストゼロ」の世界

私の後に来店した学生さん。

「口座を作りたい」と言うやいなや、行員がタブレット片手に「スマホありますか? Oliveアカウントなら、ここですぐ開設できますよ!」と案内。 手続きはわずか1〜2分で完了。 デジタル活用によって、対人コストがほぼゼロになる瞬間でした。この時点で、20分待っていた私よりも、銀行にとっては彼こそが「スマートで効率的な顧客」として優先されたわけです。

Oliveとは三井住友銀行のネット経由の統合サービスです。

※このOliveですが、上記詳細ページはOlive<サービス>って書いていません。ここが大事なとこです。もう銀行は我々を<お客様>とは見ていなくて、GoogleのGメール同様、<アカウント>として扱ってるってことです。

選別シーン3:リソースの「利益センター」への集中投下

そして、常連と思われるご高齢の女性。

「定期が満期で900万円になる」という相談に対し、行員はすかさず「それでしたら、グループ証券会社のファンドがございます」と提案しました。 

僕には、常連でよく行くラーメン屋の主人が、「よ!いつも醤油だけど、塩も旨いよ〜」ってくらいに聞こえました。

単なる預金管理(コスト)から、手数料ビジネス(利益)へ。 限られた人的リソース(行員)は、明確に利益を生む領域へ集中投下されていました。

当然、キャッシュカードロック解除対応のコストと釣り合うわけもありません。

「外科手術」を進める銀行、我々はどうする?

この3つのシーンに共通しているのは、**「コスト構造の抜本的見直し」「デジタル・AIによる代替」**です。

銀行のような巨大組織ですら、生き残りをかけて支店を閉鎖し、人を動かし、顧客をデジタルへ誘導するという、痛みを伴う**「外科手術(Surgical Reconstruction)」** を断行しています。

 融資審査の現場でも、もはや「担当者の肌感覚」ではなく、「AIによるデータ判断」が主流になりつつあります。

次は、その事例です。

  • 三菱UFJ銀行:Biz LENDING



では、これらのコスト削減を自社に置き換えたとき、我々はどうすべきでしょうか? 銀行のようにいきなり支店を閉めるように、自社を閉めるわけには行きません。

外科手術は、組織へのダメージが大きすぎます。

しかし、「自社のコスト構造はどうあるべきか?」「どこをAIに任せるべきか?」というシミュレーションだけは、今すぐにでも始めなければなりません。

AIを「経営参謀」として使い倒す

自分ひとりで、自社のコスト構造やデジタル戦略をゼロから構想するのは、時間もリソースもかかりすぎます。 そこで提案したいのが、AIに「壁打ち」をさせるというアプローチです。

AIは、答えを出すだけでなく、思考の補助線としても極めて優秀です。 以下のプロンプト(指示文)を、ChatGPTやGoogleのGeminiなどのAIに入力してみてください。

銀行の事例を「アナロジー(類推)」として使い、御社の課題を浮き彫りにするための問いかけです。


【コピペで即実行:自社構造改革の壁打ちプロンプト:以下そのまま】

銀行の支店統合など、企業で取り組むべきコスト削減とデジタル化、AI利用を、自社で、どうすればいいのか。次の例を参考に教えてください。

<銀行支店の統合は、自社に置き換えると?> (例:営業拠点の集約か、あるいは移動時間の削減か?物理コストの在り方は?)

<Oliveアカウントのようなデジタル化は、自社では?> (例:社内稟議の完全デジタル化か、顧客対応の自動化か?プロセスの簡素化は?)

<自社にある資産を何に使うのか、経営は考えているのか?> (例:蓄積された顧客データや、ベテラン社員の暗黙知をどう利益に変えるか?)


いかがでしょうか。 銀行のような「痛み」を伴う改革を実行に移す前に、まずはAIを使って**「思考のコスト」をショートカット**する。 組織を壊さずに、脳内で構造改革のシミュレーションを行う。

これこそが、賢い実務推進者がとるべき、AI活用の第一歩です。


【Next Step: 私たちが提供できるリソース】

  • 思考の補助線: 「遠くのDX」で組織を疲弊させる前に。今の業務プロセスのまま、AIで効率を最大化する「非侵襲(痛みのない)」アプローチについて発信しています。 [👉 Vision-AI 公式へ]

  • デモ動画の予告: 「実際にどう動くのか?」をご覧いただくため、業務プロセスを変えずにAIを組み込むデモ動画を近日公開します。 (お待ちください)

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